庵治石壁で迎えるレストランフロア
オフィスビルの地下一階に位置する、レストランフロア共用部の改修。
フロアの中心の壁を四周、自然肌の庵治石でしつらえた。
無垢の庵治石を使うことにより、本物の迫力を与え、上質な時間をもたらすことを狙った。
時間に合わせてシーンが切り替わる照明は、地下でありながらも、自然のリズムを感じさせ、
光のうつろいによって、岩肌が浮かび上がり、表現の深みを演出した。
石壁に顔を出す既存の扉には、重厚感のあるステンドグラスをはめ込み、
オーナーのコレクションとあわせて、フロア全体でビルブランドのアイデンティティを創出する。